札幌からちょっと足を運んで登山を楽しみたい!――そんな夫婦にぴったりなのが銭函天狗山(ぜにばこてんぐやま)です。北海道小樽市にあるこの山は、標高536.7mとほどよい高さで、初心者でも安心して登れる整備されたコースが魅力。頂上からは石狩湾や札幌市街を一望できる絶景が広がり、心に残る思い出になること間違いなしです。
この記事では、銭函天狗山の魅力、夫婦登山におすすめ山、登山の体験談を知りたい方に向けて、実際に登った感想や楽しみ方、アクセス方法までを詳しく紹介します。これから夫婦での登山を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
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銭函天狗山が夫婦で登るのに向いている理由
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初心者でも安心な登山コースの特徴
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実際の夫婦登山での体験談と楽しみ方
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登山後におすすめの温泉スポット情報
夫婦で登る銭函天狗山|おすすめの体験談を紹介

銭函天狗山の基本情報とアクセス方法
銭函天狗山(ぜにばこてんぐやま)は、北海道小樽市にある標高536.7メートルの山で、夫婦での軽登山にぴったりなスポットです。
この山は「銭天(ぜにてん)」の愛称でも親しまれていて、石狩湾や札幌市街を望む絶景が楽しめるのが魅力。山頂までの道のりは約1時間半ほどで、週末の日帰りハイキングにもぴったりですよ。
アクセスは、JR銭函駅から徒歩約30分と公共交通機関でも行けますが現実的ではありません。登山口付近には5台ほど停められる小さな駐車スペースもあります。ただし、週末は早めの到着がおすすめです。

以下に、基本情報を表にまとめました。
項目 | 内容 |
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山の名前 | 銭函天狗山(ぜにばこてんぐやま) |
標高 | 536.7メートル |
所在地 | 北海道小樽市見晴町 |
最寄駅 | JR銭函駅(徒歩約30分) |
駐車場 | 登山口付近に数台分(先着順) |
所要時間(片道) | 約1時間30分 |
トイレ | 登山口付近にあり、山頂にはなし |
登山適期 | 5月〜10月(晴れた日がおすすめ) |
注意点 | 熊よけ鈴・日焼け対策・虫よけは必須です |
夫婦で訪れるなら、事前に天気予報をチェックして晴れた日に行くのが◎きれいな景色を一緒に眺めながら歩く時間は、自然と会話も増えて、心の距離もぐっと縮まりますよ。
初心者でも登れる整備された登山コース

銭函天狗山の登山道は、初めての方や体力に自信がない人にも安心しておすすめできるコースです。
登山口から「銭天山荘」までは比較的なだらかな道で、整備された道をゆったり歩けるので、ハイキング気分で楽しめます。途中には、沢沿いや尾根道もあり、変化のある景色が飽きさせません。
ただ、尾根に出ると急な登り坂が現れるので、そこだけは少し頑張りどころ。でもロープが設置されている箇所もあるので、手を使いながら安全に登れます。夫婦で「あと少しだね」と声を掛け合いながら登れば、自然と励まし合える時間になります。
特に大事なポイントを、以下の表で整理しました。
コースの特徴 | ポイント |
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前半 | 緩やかな道が続く、沢沿いの景色が楽しめる |
中盤 | 急登が現れるがロープあり、安全に登れる |
後半 | 細い稜線の岩道、ゆっくり慎重に進むことが大切 |
全体の整備状況 | よく整備されていて迷いにくいコース |
おすすめの装備 | 登山靴・帽子・日焼け止め・熊よけ鈴・虫よけ |
また、途中で見かける山野草や鳥の声にも癒されます。ゆっくり歩きながら、写真を撮ったり、自然の音に耳を澄ませるのも楽しいですよ。
登山は競争じゃないので、相手に合わせて一歩ずつ。この時間が、お互いのペースを認め合う大切な時間になるかもしれません。
登山の所要時間と必要な装備について
銭函天狗山は、全行程で約2時間半ほど。登りに1時間半、下りに1時間ほどが目安です。
歩きやすい道も多いのですが、中盤から後半には急な登り坂があるので、無理のないスケジュールで登るのが安心です。お弁当を山頂でゆっくり食べたい方は、休憩時間を含めて3時間は見ておくといいですよ。
装備については、初心者向けとはいえ、山の中ではきちんとした準備が必要です。軽装だと滑りやすい斜面や岩場で転倒のリスクが高まります。せっかくの夫婦登山、安心して楽しめるように装備は抜かりなく整えていきましょう。
以下に、必要な装備を表でまとめました。
装備の種類 | 内容とポイント |
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靴 | 滑りにくい登山靴(ローカットよりミドル〜ハイ推奨) |
服装 | 吸湿速乾性のある長袖・長ズボン、重ね着が基本 |
帽子 | 日差し対策に必須。ツバが広めのものが快適です |
日焼け止め | 曇りの日でも使うのがおすすめ |
熊よけ鈴 | 銭函天狗山周辺は熊の目撃情報あり。必携です |
虫よけスプレー | 特に夏場は小さな虫が多いので準備しておくと安心 |
飲み物・食べ物 | 水500ml以上+軽食かお弁当 |
パートナーと装備のチェックをしながら準備する時間も、登山の楽しさの一つです。忘れ物がないように声をかけ合いながら、ワクワク気分でスタートしましょう。
登山中は漆(うるし)の葉にも要注意

銭函天狗山の登山道では、春から秋にかけて漆(うるし)の葉が見られる場所もあります。見た目は緑が美しく、秋には赤く色づき、つい触れたくなるような葉ですが、かぶれやすい植物なので注意が必要です。
とくに初夏や秋口には葉が大きく目立ちやすくなり、知らずに腕や脚に触れてしまうと赤みやかゆみを引き起こすこともあります。肌が敏感な方や、過去にかぶれたことがある方は、長袖・長ズボンでの登山が安心です。

下山後、「あれ、なんだかかゆい…?」とならないように、夫婦で「これは触らないでおこうね」と声をかけ合うのも大切な心がけです。
以下に、漆の葉に関する注意点を簡単にまとめました。
注意点 | 内容 |
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見た目に惑わされない | 光沢があって美しい葉でも、触れないようにする |
服装で予防 | 長袖・長ズボン・手袋着用がおすすめ |
触れた場合の対応 | すぐに水で洗い流し、症状が出たら皮膚科へ |
パートナーと共有 | 「これ、うるしかも」とお互いに注意を促す習慣を |
自然の中には癒しもあれば、気をつけたいポイントもあります。安全に、そして気持ちよく下山するためにも、ちょっとした知識が役に立ちますよ。
銭函天狗山は夫婦登山におすすめ|体験談から見る魅力

二人の距離が縮まる夫婦登山のポイント
夫婦での登山は、心を通わせる最高の時間になります。
ふだんの生活では、すれ違いや会話不足が気になってしまうこともありますよね。でも、自然の中ではお互いのことを見つめ直すきっかけがたくさん。ペースを合わせて歩いたり、「大丈夫?」と声をかけ合ったりする小さな気遣いが、気持ちをやさしくつないでくれます。
そしてもう一つの大切なことは、「頑張ったね」と一緒に感じる達成感。山頂で見晴らしのいい景色を眺めながら、「ここまで来られてよかったね」なんて笑い合えたら、それだけで心の距離もぐっと近づきます。
下の表では、夫婦で登山を楽しむためのポイントを簡単にまとめてみました。
ポイント | 内容 |
---|---|
歩くペースを合わせる | 無理に急がず、相手に合わせて歩く |
声かけを大切にする | 「疲れてない?」「水飲もうか?」などの気配り |
小さな達成を喜ぶ | 休憩地点や景色が見えた時は一緒に喜びを共有 |
写真や動画を撮る | 二人の思い出として、自然の中の姿を残しておく |
感謝の言葉を忘れない | 登山の最後に「ありがとう」を伝えるだけで特別感が |
こうした小さな積み重ねが、普段とは違うやさしい関係を育ててくれます。山での時間が、二人にとって「また行きたいね」と思える思い出になりますように。
札幌近郊で夫婦キャンプを楽しむなら「札幌で夫婦キャンプならここ!「晴好雨喜」体験レポ|静かに過ごせるおすすめスポット」も参考にしてみてください。
静かな山頂で味わう絶景と休息のひととき

銭函天狗山の山頂は、静けさと広がる景色に心が癒される場所です。
山頂にたどり着いた瞬間、目の前に広がる石狩湾のパノラマや、手稲山・春香山などの山並みに思わず見とれてしまいます。晴れている日は空の青と海のきらめきが美しくて、「登ってきてよかったね」と自然に言葉がこぼれるほど。
しかも、人気の山ながらもそこまで混雑しないので、静かに二人だけの時間を過ごしやすいのも魅力。お弁当を広げたり、温かいコーヒーを淹れたり、ただ寄り添って景色を眺めるだけでも、特別なひとときになります。
以下に、山頂で楽しめる過ごし方の例をまとめました。
楽しみ方 | おすすめの内容 |
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軽食やお弁当を楽しむ | 好きなものをシェアして、心も体もほっこり |
写真撮影をする | 景色とともにツーショットを記念に残そう |
景色を静かに眺める | 言葉がなくても心が通う、特別な時間になります |
手をつないで座る | 少し照れくさいけど、距離が縮まる魔法の時間 |
忙しい日々を忘れて、ただ「今」に集中する時間は、心の余白を取り戻すような感覚です。何もしない贅沢、ぜひ夫婦で味わってみてください。
急登やロープ箇所への安全な対処法

銭函天狗山は初心者向けの山とはいえ、中盤から後半にかけて急登やロープの設置された場所がいくつかあります。ちょっとした注意と工夫で、初めてでも安全に登れますよ。
一番大切なのは、焦らず自分のペースで登ること。無理に登ろうとせず、手と足の「三点支持」を意識すると安定感が増します。ロープがある場所では、しっかり握ってバランスを取りながら、身体を近づけるようにすると安心です。
足元が滑りやすい場所もあるので、靴底のしっかりした登山靴は必須。手袋をつけておくと、ロープが滑りにくくなり、手を守ることもできます。お互いに「ここ気をつけてね」と声をかけ合うのも、夫婦登山ならではの安心感につながります。
以下に、安全に登るためのポイントを整理しました。
対処法・コツ | 詳細内容 |
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三点支持を意識する | 両足+片手(または両手+片足)で常に3点を接地させる |
ロープは身体に近づけて使う | 体を崖側に傾けすぎないよう、重心を安定させて登る |
手袋を使う | ロープの滑り防止+手の保護に。軍手より登山用がおすすめ |
声を掛け合う | 危ない箇所で「ここ滑るよ」など、気配りを忘れずに |
ペース配分を意識する | 疲れて集中力が切れないよう、こまめな休憩も大切 |
「無理しないでいいよ」って言葉だけで、心がふっと軽くなることもありますよね。登山では、助け合うことが一番の安心材料になります。
登山後に楽しめる周辺の温泉スポット

銭函天狗山でたっぷり歩いたあとは、温泉でのんびり体を癒すのがおすすめです。下山後の温泉は、まさにご褒美タイム。汗を流しながら、今日の思い出を語る時間もまた特別なものになります。
周辺にはいくつかの立ち寄り温泉がありますが、特に人気なのが「小樽温泉 湯の花 手宮殿」。車で30分ほどの距離にあり、天然温泉と海の見える露天風呂が自慢の施設です。もう少し手前なら、小樽朝里クラッセホテルの露天風呂もおすすめ。自然に囲まれた静かな温泉地で、お風呂上がりに夫婦水入らずのゆったりした時間が楽しめます。
以下に、おすすめの温泉をまとめました。
温泉名 | 特徴・アクセス |
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小樽温泉 湯の花 手宮殿 | 小樽市内/露天風呂あり/海の見える癒しのロケーション |
小樽朝里クラッセホテル | 登山口から車で約25分/露天風呂がGood/静かで落ち着いた雰囲気 |
銭函温泉(小規模施設も) | 地元の人に親しまれる施設/山からすぐの立ち寄りに便利 |
風呂上がりに「今日は楽しかったね」と笑い合える時間は、登山以上に心が通う瞬間かもしれません。登った後も、心まであたたまる夫婦の時間を楽しんでくださいね。
銭函天狗山の登山のおすすめポイントまとめ
この記事では、銭函天狗山が夫婦におすすめな理由をたっぷりご紹介しました。
最後に、これまでの内容をふり返りながら、登山前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
「銭函天狗山を夫婦で安心して計画を立てられるヒントが詰まっています。
夫婦の時間をより豊かにしてくれる登山になりますように。
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銭函天狗山は北海道小樽市にある標高536.7mの初心者向けの山
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石狩湾や札幌市街を望む絶景が山頂の魅力
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登山コースは全体的に整備されており歩きやすい
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登山口から山頂までは片道約1時間30分で到達可能
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JR銭函駅から徒歩でも行けるが車利用が現実的
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駐車場は登山口付近に数台のみで早めの到着が安心
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中盤に急登がありロープもあるが初心者でも対応できる設計
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熊よけ鈴・虫よけ・日焼け対策が必須装備となる
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漆(うるし)の葉には要注意する
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山頂は混雑が少なく夫婦だけの静かな時間を過ごしやすい
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二人でペースを合わせて登ることで気遣いと会話が増える
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景色を一緒に眺めたり写真を撮ることで記念が残る
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下山後は小樽市内の温泉で癒しの時間を楽しめる
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登山前の装備チェックや計画の共有が信頼関係を深める
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自然の中で過ごす非日常が夫婦の絆を強くするきっかけになる