夫婦円満・夫婦関係

50代の夫婦でレスが増える理由と心の距離を縮める具体的な方法

50代の夫婦でレスが増える理由と心の距離を縮める具体的な方法
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50代に入ると、子育てが落ち着き、夫婦ふたりの時間が増える一方で、「なんとなく心が離れてしまった気がする」「パートナーとの関係が以前のように戻らない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、セックスレスに悩む夫婦が増えている理由としては、更年期や加齢による体と心の変化、そして会話不足の影響などが複雑に絡み合っていると言われています。

また、子育て卒業後に起こる夫婦の意識差とは、「やっと自分の時間を持てる」と感じる妻と、「これからふたりの時間を楽しみたい」と願う夫の間で、思わぬズレが生まれてしまうこともあるのです。

本記事では、そうしたすれ違いを前にしたとき、気まずさの越えかたや、無理のない形でのスキンシップを取り戻すコツ、必要に応じたカウンセラーや医師に相談するタイミングなどを、夫視点で丁寧にお伝えします。

さらに、年齢とともに変化していく夫婦の関係性を見つめながら、愛情表現のカタチを見直すという発想もご紹介します。

「どうせ今さら…」とあきらめる前に、もう一度ふたりで向き合ってみませんか?

この記事の見どころ

  • 50代夫婦にセックスレスが増えている背景とその主な原因

  • 更年期や会話不足が心の距離にどう影響するか

  • 気まずさを乗り越えて関係を修復するための具体的な方法

  • 愛情表現やスキンシップの見直し方と専門家への相談の目安

50代夫婦に増えるレスのリアルとその背景

50代夫婦に増えるレスのリアルとその背景出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

セックスレスに悩む夫婦はなぜ増えているのか

セックスレスに悩む夫婦はなぜ増えているのか出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

最近、「うちもそうかもしれない…」と感じる50代の夫婦が増えているように思います。

実は、50代夫婦の7割以上がセックスレスの状態にあるという調査結果もあるんです。

いちばんの理由は、日常の忙しさやすれ違いに気づかないまま、時間だけが過ぎてしまうこと。

気づいたら、触れ合う時間も、正直な気持ちを話すタイミングも、どこかに置いてきてしまっていた。そんなご夫婦、多いのではないでしょうか。

私も以前、仕事に追われて帰宅が遅くなる日が続いたとき、妻の顔をゆっくり見て「元気?」と聞くことさえしていなかった時期があります。

肌と肌だけじゃなくて、心と心も、やっぱり触れ合わないと距離ができるものなんですね。

以下に、50代夫婦がセックスレスになりやすい主な原因を簡単にまとめてみました。

主な原因 内容
コミュニケーションの減少 一緒にいても会話が少ない、LINEだけのやりとりなど
子育て・仕事の役割疲れ 忙しさのピークが過ぎ、心に隙間ができる
触れ合いの習慣が薄れる スキンシップが日常からなくなっていく
性的なことへの照れや遠慮 「今さらどう話していいかわからない」と感じやすい

つまり、気づかないうちに「心のスイッチ」がオフになってしまっていることが多いのです。

けれど、それは必ずしも「愛情がないから」ではないと思っています。

だからこそ、「どうでもいい」じゃなくて「どうすればまた近づけるかな」と考えてみることが、第一歩になる気がしています。

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更年期や加齢による体と心の変化

更年期や加齢による体と心の変化出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

「最近、疲れやすそう」「なんだかイライラしていることが増えた」

そんな変化を感じることはありませんか?

50代になると、身体と心の両方に“ゆらぎ”が起きやすくなります。

とくに、女性の体には男性には想像しにくい変化がたくさんあるんですね。

女性は更年期に入ると、ホルモンバランスの大きな変化を経験します。

これによって、次のような心身の不調が起きることがあります。

更年期に起こりやすい変化 具体的な症状
ホルモンの減少 疲れやすい・やる気が出ない・落ち込みやすい
体の変化 肌の乾燥・性交痛・腟の萎縮感
心のゆらぎ 理由のないイライラ・気持ちが不安定になる
性欲の低下 触れられること自体に抵抗を感じることも

昔「なんで急に怒ってるの?」と妻に聞いて、「私だってわからない!」と返されたことがあります(笑)

今になって思えば、それは“変化の波”の真っただ中だったんでしょうね。

男性側から考えた場合、女性のからだや気持ちの変化に、「無関心じゃなくて無知だった」と気づくことがまず大切です。

そっと寄り添うことで、「わかってもらえた」と感じるだけで、妻の心が少しやわらぐこともあるはずです。

私自身も、「今日の調子は大丈夫?」と軽く聞いてみる日を増やしてみたら、前よりも会話が自然になってきました。

“わからない”ことを“怖がらずに知ろうとすること”が、思いやりなのかもしれません。

>>「夫婦がうまくいかない理由と夫婦関係を改善するためのヒントをご紹介」で解決の糸口のご参考に。

会話不足が心の距離を生む仕組み

会話不足が心の距離を生む仕組み出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

ふたりでいる時間はあるのに、なんとなく会話が減ってきた――そんなことはありませんか?

私たち夫婦も、子どもが独立したころから「会話の空白」に気づくようになりました。

仕事の話、子どもの話、買い物や予定の確認。もちろん必要な会話はしていました。でも、ふと気づいたんです。

「今日、妻がどんな気持ちで一日を過ごしたか、聞いていないな」って。

会話がなくなると、相手の気持ちを想像する機会も減ります。

そして、知らないうちに「どうせわかってもらえない」「言わなくても伝わるはず」と距離が広がってしまうんですよね。

心の距離が生まれやすい会話不足の背景をまとめました。

会話不足の原因と影響 内容
話すことがないと感じる 共通の話題が減ると自然と会話も減少
相手が忙しそうで遠慮する 気遣いのつもりが、逆に壁をつくる結果に
無意識の習慣 スマホやテレビを見ながらの生活が定着してしまう
感情を出すのが恥ずかしい とくに男性側が思いを言葉にしにくくなる傾向

私も「いまさら何を話せばいいんだろう」って、ちょっと戸惑ったことがありました。

でも、小さな一言で変わることもあります。「今日、寒かったね」とか「この料理、懐かしい味がする」とか。

心の距離を縮めるのに、特別な話題はいりません。必要なのは、ほんの少しの“声かけ”だけ。

それだけで、妻の表情がふっとやわらかくなることもあるんです。

子育て卒業後に起こる夫婦の意識差

子育て卒業後に起こる夫婦の意識差出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

子育ても落ち着きだして、やっとふたりの時間が持てるようになった――

それなのに、なぜか気持ちがすれ違っているように感じる。そんな声をよく聞きます。

実は、子育てを終えたタイミングで、夫婦の「夫婦観」にズレが生まれやすいんです。

夫側が夫婦の時間を楽しみにしていたとしても、妻側にとっては「もう家事と家族の世話で疲れ果てた」という感じになる可能性も十分にあるものです。

このタイミングで起こる夫婦間の意識差を、以下にまとめてみました。

意識のズレが起きる理由 妻と夫の感じ方の違い
家庭内の役割からの解放 妻:やっと自由になれる/夫:これからふたりの時間
パートナーへの期待値 妻:距離を取りたいこともある/夫:もっと一緒に過ごしたい
自分の時間を大切にしたい気持ち 妻:趣味や友人関係を広げたい/夫:妻と過ごす時間を増やしたい
セックスへの価値観 妻:必要性を感じない/夫:関係を取り戻したい気持ちがある

思えば、妻の口ぐせは「これからは、自分のために時間を使いたい」でした。

最初は少し寂しくも感じたのですが、それってとても素敵なことなんですよね。

お互いの「こうしたい」がぶつかることもあるけれど、大事なのは“すり合わせる姿勢”だと思います。

何もかも同じじゃなくていい。でも、ちゃんと話して、少しずつ理解し合えると、ふたりの時間がまた少し楽しくなっていきます。

50代夫婦がレスを乗り越えるための選択肢

50代夫婦がレスを乗り越えるための選択肢出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

気まずさを越える率直な対話の始め方

気まずさを越える率直な対話の始め方出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

夫婦でレスの話をするのって、どうしてこんなに難しいんでしょうね。

たとえ長く連れ添った相手でも、気まずさや照れが先に立って、言葉が出てこない…そんなこと、私にもあります。

でも、避けているだけでは、何も変わらない。

そう思って、ある晩「最近、ふたりでちゃんと話してなかったね」と静かに声をかけてみたんです。驚くほど、妻はすっと目を合わせてくれました。

話すことが目的ではなく、相手の気持ちを受け止めることが大切なんですよね。

下記に、スムーズに対話を始めるためのコツをまとめました。

対話のための工夫 ポイント
タイミング 夜のリラックスした時間や、何かを一緒にしているときに軽く切り出す
話し方 「どうして?」ではなく「どう思ってる?」と聞く
姿勢 批判や評価ではなく、共感と受け止めのスタンスを意識する
自分の気持ちを添える 「私も不安だった」「もっと仲良くしたいと思ってる」など主語を自分にする

私の場合、ソファで一緒にテレビを見ながら「最近、手をつないでないね」なんてぼそっと言ったのがきっかけでした。

直接的な言葉じゃなくても、心はちゃんと届くことがあるんです。

最初はたとえ5分でも構いません。少しずつ、“今の自分たち”の声を聞き合ってみることから、ふたりの関係は変わっていきます。

>>雰囲気を変えて外出してみるのも一つの方法です!「50代の夫婦がラブラブで過ごすための旅行・アウトドア活動のすすめ」で詳細をご紹介しています。

スキンシップを取り戻す日常のコツ

スキンシップを取り戻す日常のコツ出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

触れ合うって、特別なことじゃないんですよね。

お茶を出すときに手が少し触れる、夜ふとんに入るときに背中が触れる――それだけで、ほんのりあたたかい気持ちになることってあります。

私たち夫婦も、以前は自然にしていたスキンシップが、気づけばまったくなくなっていた時期がありました。

「触れてはいけない空気」みたいなものがあって…正直、少し悲しかったですね。

でも、ある日「おはよう」と言いながら肩に手を添えたら、妻が照れくさそうに笑ったんです。それがきっかけで、少しずつ距離が近づいていきました。

下記は、日常の中で無理なくできるスキンシップのコツです。

日常スキンシップのアイデア 具体的なアクション
朝晩の挨拶と一緒に軽く触れる 手を軽く添える・背中を軽く叩くなど
同じ毛布・同じソファを使う 物理的に距離を近づけると、自然な会話も生まれる
食後に一緒にお茶を飲む時間を作る 向かい合って座るだけでも表情を交わせる時間になる
疲れていそうなときに一言添える 「肩でも揉もうか?」と優しく声をかける

ポイントは、がんばりすぎないこと。「さりげなく」「習慣の一部として」が大切です。

私も最初はうまくいかなかったけれど、妻の反応を見ながら“心地よい距離感”を探すように意識しました。

触れるという行為は、言葉よりも優しくて、まっすぐ届く愛情のかたち。

ふたりの間にあたたかさが戻ってくるきっかけになると思っています。

>>一歩踏み込んだ行動をするには「50代夫婦の一緒にお風呂に入るメリデメは?魅力や楽しみ方を解説」をご参考ください。

カウンセラーや医師に相談するタイミング

カウンセラーや医師に相談するタイミング出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

「誰かに話すなんて、ちょっと気が引ける」

正直、私も最初はそう思うものです。

でも、ふたりきりで抱えきれないことって、あるんですよね。

夫婦間のレス問題って、単なる性の話ではなくて、心のすれ違いや身体の変化も含まれていることが多いです。

そのため、専門家に相談することで、自分たちだけでは見えなかった“解決の糸口”が見えることもあります。

私たちも、妻の婦人科のことで医療機関に一度足を運んだことがあります。思ったより自然で、「もっと早く来ればよかったね」と2人で話したのを覚えています。

以下に、相談を検討する具体的なタイミングをまとめました。

相談すべきタイミング 目安や状況
1か月以上、性の話題を避け続けている 向き合うことに疲れて、話すことすら避けているとき
身体的な痛みや不調がある とくに女性側に性交痛・乾燥・ホルモン変化などが出ているとき
話し合っても平行線になる お互い責めるつもりはなくても、解決策が見えないとき
心の不調や自己否定感が強くなっている 「自分が悪いのかな」と感じ続けているとき

相談といっても、心療内科・婦人科・カウンセラーと選択肢はいろいろあります。

まずは信頼できる婦人科で、女性の体の状態を見てもらうだけでも気持ちがラクになることがあります。

「自分が知らない世界が、相手の中にはあるんだな」と思えることは、関係を変えるきっかけになります。

専門家に頼るのは「弱さ」ではなくて、「ふたりを守る選択肢のひとつ」だと思いませんか。

愛情表現のカタチを見直すという発想

愛情表現のカタチを見直すという発想出典:よりそい夫婦の夫婦円満×アウトドアライフ

「触れ合わなくなった=愛が冷めた」

昔の私は、どこかそう決めつけていた気がします。

でも今は違います。“愛の伝え方”って、年齢や環境によって変わっていくものなんですね。

50代になって、妻に対して感じる愛情は、若い頃とはまるで違う種類のものです。

それは、手をつなぐことよりも、そっとお茶を出すことだったり。

一緒に黙って歩くことの安心感だったり。

つまり、「愛情の表現方法そのものを柔軟に見直していくこと」こそが、円満のヒントなんです。

下記に、年齢を重ねた夫婦におすすめの愛情表現をまとめました。

愛情表現の新しいカタチ おすすめの工夫
目線と言葉で感謝を伝える 「ありがとう」「助かったよ」などをあえて言葉にする
自分から歩み寄る姿勢 妻が疲れている日はそっと家事を引き受ける
無理のないスキンシップ 帰宅時の軽い肩タッチ、外出時の手添えなどさりげなく
時間の共有を大事にする 同じ番組を一緒に観る、お茶を淹れて渡すなどの「ふたり時間」

ある夜、何気なく「昔の旅行、楽しかったね」と話したら、妻がふっと笑って「また行きたいね」と返してくれました。

そのとき思いました。愛情って、手をつなぐこと以上に“思い出を語れる相手がいること”なのかもしれないなって。

“ふたりのかたち”は、ふたりで決めていけばいい。

あなたなら、どんなアプローチを考えますか?

50代夫婦のレス問題を乗り越えるために知っておきたい15の視点

「50 代 夫婦 レス」と検索するあなたは、もしかすると今、パートナーとの関係に小さな違和感や不安を感じているのかもしれません。

でも安心してください。気づいたときこそが、ふたりの関係を見つめ直すチャンスです。

ここでは、これまでご紹介してきた内容を振り返りながら、セックスレスをテーマにした夫婦の向き合い方・気づき・行動のヒントを、シンプルな箇条書きで整理しました。

まずは気負わず、「できそうなことから始めてみようかな」と思っていただけたらうれしいです。

  • 50代夫婦の7割以上がセックスレスに悩んでいるという調査結果がある

  • 忙しさやすれ違いで心の距離が広がりやすい

  • 会話の減少がセックスレスの入口になりやすい

  • 更年期によるホルモンの変化が女性の性欲低下に影響する

  • 肌の乾燥や性交痛など身体的な負担があるとスキンシップを避けがちになる

  • 男性側の無関心ではなく無知が関係悪化を招くことがある

  • 子育て後に夫婦で「夫婦の時間」への認識の差が生まれやすい

  • 女性は「ようやく自分の時間が持てる」と感じるケースが多い

  • 夫は「これからふたりで過ごしたい」と思っていることが多い

  • 価値観のズレは話し合いと歩み寄りで埋められる

  • セックスレスの話題は「どう思ってる?」という聞き方が効果的

  • 一緒にお茶を飲むなど、自然なスキンシップが関係を深めるきっかけになる

  • 「ありがとう」など感謝を言葉にすることで愛情は伝わる

  • 専門家への相談は心や体に負担を感じたときがタイミング

  • 愛情の表現方法は年齢とともに変わるものとして受け入れると関係が安定する

管理人:K
プロフィール
管理人K
●北海道札幌市在住の50代 ●結婚20年の仲良し夫婦 ●キャンプ歴30年以上のキャンパー ●登山・トレッキングや旅行・デートを楽しんでいます。 ●夫婦円満の秘訣や50代からのアウトドアの楽しみ方を探求していきます。 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。